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【人気絵本『LADYBUG,LADYBUG,FLY
AWAY HOME』に水彩画バージョン発見】
当店でも人気のエド・エンバリーさんの絵本『LADYBUG,LADYBUG,FLY
AWAY HOME』に今まで知られていた作品とは全く違うバージョンを発見してしまいました。今まで知られていたのは、グラフィックデザイナーの方々にも人気が高かったスッキリ・ハッキリグラフィカルなてんとう虫や葉、花びら、炎の数々を可愛らしい色使いで表現した作品。今回発見したのは、全編水彩画で描かれた「LADYBUG,LADYBUG,FLY
AWAY HOME」。エド・エンバリーさんの作品は数々見てきましたが、水彩画作品は今までお目にかかったことはありませんでした。同名絵本で、ここまで表現方法を変えたバージョンが存在することは、いままであまり聞いたことがありませんね。これまでも、ダストカバーつきバージョン、ダストカバーなしピクトリアルバージョン、そして、サイズ違いのバージョンなどは、他の絵本でも見てきましたが、こんなのは初めて。そして驚きなのは、構図。まず、表紙を見比べてみてください。てんとう虫の数、花の数、てんとう虫の乗っている大きな葉の数と位置など、細かいところまで、ほぼ同じ構図になっているのです。この流れは本文でも同じで、全てのページがこんな具合。しかし、水彩画バージョンは全てのページがフルカラー印刷なのです。そして、今まで知られていたバージョンは、こんなにグラフィカルなのに、実は黒の他2色のみ。この絵本が作られた1967年といえば、前年に発表した「ONE
WIDE RIVER TO CROSS」が絶賛され、数々の賞を受賞していて絶好調なはず。この時期に、水彩画という革新性の少ない地味な手法で表現しようとしたのは、ちょっと不可解。それに対して、グラフィカルバージョンの作風を発表するのは、革新性に富み、勢いのあった彼ならば当然といえば当然の試みだと思われるんですよね。もしかして水彩画バージョンって試作?なんて思ったりして、それらしい痕跡がないか、調べてみたりもしましたが、全く不明。さてさて、どちらがオリジナルの『LADYBUG,LADYBUG,FLY
AWAY HOME』なのか・・・。あなたは、どちらがお好みですか?もし、なにか分かったら、またここでお知らせしましょう。
【LADYBUG,LADYBUG,FLY
AWAY HOME】1967
ニュージャージー・オウサー・アワード・フォー・サイエンス受賞作品。てんとう虫の観察日記のような絵本。
エド・エンバリー特集はこちら
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グラフィカルバージョンの表紙(左)と、水彩画バージョン(右)。
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