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●●● キュリオブックスで扱っているヴィンテージ絵本って、どんな絵本? ●●●
当店で紹介させていただく絵本は、ふる〜い時代の海の向こうの異国から届けられた絵本。時代を遡ること50年あまり、1950年代以降の絵本。子どもの未来のため、平和な世界を願う子どもたちのため、たくさんの絵本作家が力を尽くして作った力作。今では絶版になり時代に忘れられてしまった作品や有名作家の作品など、思い入れたっぷりの絵本です。
いまのようなテカテカした良質の紙じゃなくて、ざっくりとした荒っぽい紙にボテッとしたインキ。そんな荒っぽい紙とボテッとしたインキだからこそ、現代の印刷では出せない一体化した紙とインキの効果が最大限発揮されているようです。それにくわえて、その独特のにおい。印刷方法の違い。そして、当時の絵本作家の作風に時代背景などがミックスされ、さらにそのころの絵本を魅力溢れるものに昇華させていったように思われます。オリジナル(原画)に最も近い再現性、オリジナルを見ているような贅沢な気分にさせてくれるのが、このころの絵本といえます。
基本的には絶版になっている絵本を中心に扱っていますが、もし現在流通(復刻版や再販もの)している絵本のなかに、これからご紹介するふる〜い絵本と同じ絵本があったら、是非比べてみてください。紙の質、インキのノリや発色、そして匂い。まさにその時代独特の良さがにじみ出ているのをご理解いただけると思います。
現代の絵本作家は絵の表現力の向上に力を注ぎ、そのころの絵本作家は、ひとつの作品としての絵本の“仕上がり”をイメージ(いろいろな行程を経て、絵本というプロダクツになったときの仕上がりをイメージ)して絵を描いていたと言います。そんな力点の違いなども、魅力の一端になっているような気もします。
かつて世の子どもたちを楽しませた「子どものための絵本」は、時代を超えて現代まで生き延び、そして「大人を楽しませる絵本」として、魅力溢れる存在となりました。
感性が高くて、一般に流通している絵本では物足りない絵本好きの方でも、今まで見たこともなかった絵本ばかり、それも満足感が高い一点ものですから、必ずお友達に自慢してください(笑)。新しいグラフィックデザインのネタになるような図柄を探しているデザイナー・イラストレーターさんには、他では見つけられない新しいイラストがいっぱいですから、いいお仕事が出来るネタがみつかるかもしれませんし、参考にもなりますよね。絵を描くことが大好きなあなた、楽しいインスピレーションが湧いてきたら嬉しいですよね。
ちょっと値段が高いとおっしゃる方もいらっしゃると思いますが、滅茶苦茶かわいい絵本、それも、もう手に入れることができないかもしれない海外のヴィンテージものの絵本ですから、満足度は結構高いと思いますよ。
当店で扱っているヴィンテージ絵本のこと、少しは御理解いただけましたか?
御質問や御意見などなど、いつでも受け付けておりますので、ドシドシお寄せくださいね。
キュリオブックス 渡木章浩(とねぎあきひろ)
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