さまざまな乗り物と共演するアルファベット 【Ride
with Me Through ABC】1968
ただただ、アルファベットを並べるだけでは、絵本としての役目を果たすことも、絵本としての存在価値のみじんも感じられません。そこで、様々なキーワードを合わせることで楽しく遊びながら学べる習慣ができるというものですよね。例えば、乗り物、動物、たべもの、などなど。子どもたちの身近にあるものの中から、アルファベットの存在を見つけだすことによって、覚えるという感覚ではなく、子供の頭の中にあるイメージとアルファベットが一致するような感覚。
もしあなたが、「旅行するならどんな乗り物でどんなところへ行きますか?」と言われたら、何を思い浮かべますか?となり町までの近い旅なら自動車。燃料は満タン?タイヤはパンクしてない?しっかりハンドルを握ってアクセル踏んで爽快に走り出すほうですか?それとも助手席で全面に広がる景色を見ながら目的地までの道のりを楽しみますか?VIPな気分で後部座席もいいですね。ちょっと遠くの街なら飛行機や電車、道のりの景色や空気を楽しめるバイク、宇宙旅行ならロケットを使うしかありませんね。そんな様々な乗り物の楽しさをに夢中になっているうちにアルファベットが頭の隅々まで行き渡っちゃうのが『Ride
with Me Through ABC(1965)』。詳しくみる
『ABC
of Ecology』では、ABCを追いながら環境問題が簡単に理解できちゃう、という優れもの。ページを作っているのは環境に汚染に関係する様々な写真。Atmosphere(大気)、Bottle(ビン)、Can(缶)、Dust(埃)などなど。そして、この絵本でも問題形式を採用し、答えと解説を示し、子どもたちと一緒に、環境問題を考えようというもの。詳しくみる
ベニ・モントレソールは、「ともだちつれてよろしいですか」「クリスマス・イブ」などが有名。彼は、「絵本とはイメージによって内容を表現する本のことである」と言っています。彼の絵本を象徴する言葉で、文字を補うためのイラストではなくて、イラストで内容を伝えようという意図が伝わってきますね。『A
FOR ANGEL』では、伝えたい文字(この絵本では、1ページに1つのアルファベット)だけしか登場させず、先ほどの言葉を実践しているのが分かります。目次には、そのページのタイトルとキーワード、そして「どんな絵が描いてあるか一生懸命考えてからページをめくってみてください」と書かれ、例えばAのページでは、タイトルが「Th
Angel's Apple」、キーワードは「Airplane」「Angel」「Apple」と。よーく考えて、イメージを膨らませてみて下さいね。詳しくみる
日本人でも馴染みのある“Peter
Piper picked a peck of pickled Peppers(ピーター・パイパー・ピックツゥ・ア・ぺック・オブ・ピクルドゥ・ペパーズ)”などなどとともに描かれているイラストを見ているだけで、早口言葉をしゃべってみたくなっちゃいます。 詳しくみる
アダムとイヴが動物に名前をつける物語 【Adam's
Book of odd Creatures】1962
動物たちに名前をつけなければならないアダムは、26のアルファベットをつかい、その動物たちの特徴とする単語をもじって名前にしていきます。例えば、flounder(ひらめ)、ものすごくflat(たいら)だからF。jerboa(飛びネズミ)、とってもよくjamp(飛ぶ)からJ。tumblebug(だいこくこがね)、よくtumble(転がる)からJ。こんな命名の仕方だから、ちょっと変わった名前になっちゃているのかもしれませんね。AIGA(American
Institute of Graphic Art)の、CHILDREN'S BOOK 1961-1962に選出された傑作『Adam's
Book of odd Creatures』。 詳しくみる
ジョン・バーニンガムは1937年に生まれ、学校ではほとんどの絵を描いてばかり、その後、ロンドンのCentral School of Art to study illustrationに入学するまで、イタリアで林業や農業をしたり、建築の学校で働き、イスラエルでは解体作業をしていたそうです。卒業後はイスラエルに戻って映画会社でセットや模型や人形のデザインをし、クリスマスカードのデザインやロンドンの郵便のデザインやテレビの予告編なども作っていました。1963年に出版された「The
adventure of goose with no feathers」で、Britain’s prestigious Kate Greenaway Medalを獲得。その他にも「Hey!
Get Off Our Train」では、Parent’s Choise Awardに選ばれたりと、すばらしい経歴の持ち主。『John
Burningham's ABC』では、アルファベットとともに、楽しいページが展開してます。詳しくみる